実は社会保険に加入しなくても罰則はない

社会保険は原則強制加入ですが、実際は加入しなくても罰則はありません。
これがサラリーマン(あるいは公務員)なら加入しないという選択肢はありません。入社とともに会社が勝手に加入手続きをします。保険料も天引きされるので支払わないという選択肢もありません。
無職の人も20歳になったら知らない間に国民年金に加入させられてますし、健康保険もどこかに加入しているはずです。ただし、保険料を支払わないという選択肢はあります。国民年金は滞納しても将来貰える年金が減るだけですが、健康保険は滞納すると財産を差し押さえられたり、高額の延滞料を支払うハメになります。

しかし、零細企業の社長なら加入しないで済ますこともできます。
会社を立ち上げると、社会保険事務所に社会保険加入の手続きをしなくてはならないことになっていますが、これをやらない社長さんもいます。
これには事情があって、会社を立ち上げてすぐは、事業利益も出てないことが多く、社会保険料を払えないことが多いからです。
また、一旦は社会保険に加入したものの、途中でやめてしまう社長さんもいます。赤字、あるいは赤字スレスレの会社では、社会保険料は経営を圧迫します。なので社会保険をやめるとかなり楽になります。もちろん、バレると指導が入りますが、強引に差し押さえをくらうことはないようです。というのも、下手に差し押さえをしたら経営が行き詰まり倒産させてしまう可能性があるからです。
罰則がないので零細企業では社会保険に加入していない事業所が全体の3割程度を占めています。

それじゃあ、社会保険に色々悪態をついている私が、なぜ礼儀正しく加入しているのか?罰則がないなら加入しなけりゃいいだけじゃん!と御思いでしょう。
まず第一に、単純に保険料を払える余力があるからです。払うと苦しいが、払えなくもありません。
次に、おそらく将来的には保険料の徴収が厳格に実行され、逃れることが難しくなると予想しているからです。将来的に莫大な延滞料を支払うリスクを負うのはあまり賢くありません。
最後に、ボランティア精神です(笑)。
社会保険料は寄付です。
払えば損することはわかっていますが、それが自分より貧しい人に使われるなら、まあ仕方ない、と自分を納得させています。

しかし、加入しなくても(保険料を支払わなくても)罰則がない、という状況は異常です。真面目に支払っている立場からすると理不尽さは拭いきれません。早急に改善を求む!


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